Ameba Owndで書いてきたブログ記事を、WordPressへ取り込めるプラグイン「WS Ameba Ownd Importer」を無料で公開しました。
Ameba Owndは2026年12月24日(木)11:00でサービスを終了すると発表されています。
終了後はサイトの閲覧もエクスポートもできなくなり、データの復元もできません。
このプラグインを使うと、投稿日・カテゴリー・本文・画像をまとめて、ご自身のWordPressに移せます。
このプラグインは株式会社Webの相談所が独自に公開している非公式のツールです。
Ameba Ownd(株式会社サイバーエージェント)とは関係がありません。プラグインについて、Ameba Owndの窓口へのお問い合わせはご遠慮ください。
本プラグインは無償・無保証です。ご利用によって生じた損害について、当社は責任を負いかねます。取り込みの前に、WordPress側のバックアップを取ってください。
なぜ無料で公開するのか
WordPressは「パブリッシングの民主化(Democratize Publishing)」を掲げたオープンソースのソフトウェアです。誰もが自分の言葉を発信でき、そのデータを自分の手元で持ち続けられる。
私たちWebの相談所は、この考え方に感銘を受けてWordPressに関わる活動を続けてきました。
ブログの記事には、書いた人の時間や想い、お客様とのやり取りが積み重なっています。
サービスの終了といっしょに、それが失われてしまうのはもったいないことです。自分の記事は自分で管理できる。その当たり前を少しでも多くの方に届けたくて、このプラグインを無料で公開することにしました。
移行に費用をかけるのが難しい方も、ご自身の手で記事を引き継げるように。そんな選択肢のひとつになればうれしいです。
プラグインでできること
Ameba OwndのサイトURLを入力するだけで、ブログ記事をWordPressの投稿として取り込みます。
- 投稿日・カテゴリー・タイトルをそのまま引き継ぎます
- 本文のテキストは段落ブロック、画像は画像ブロックに変換します
- 画像はメディアライブラリに取り込み、記事の投稿月のフォルダ(例:
uploads/2019/07/)に保存します - アイキャッチ画像も自動で設定します
- YouTube・Spotify・SoundCloudなどは埋め込みブロックに、それ以外のリンクカードはリンク付きの段落にします
- 途中で止まっても、もう一度実行すれば続きから取り込めます
管理画面(ツール > インポート)とWP-CLIのどちらからでも実行できます。対応環境はWordPress 6.5以上、PHP 7.4以上です。
ご利用にあたってのお願い
このプラグインは、サイトの持ち主が、自分の記事を自分のWordPressへ移すためのツールです。
次の使い方は禁止します。
- 他人のサイトの記事を、許可なく取り込むこと
- 取り込んだ他人の記事を、自分のサイトで公開すること
- 元サイトやAmeba Owndの運営に迷惑をかける使い方(待ち時間を外す改造、大量のサイトを同時に取り込むなど)
取り込みできるのは、自分(自社)のサイトか、運営者から取り込みの許可を得たサイトだけです。管理画面では同意のチェック、WP-CLIでは実行時の確認があり、同意しないと取り込めません。ご制作を請け負う制作会社の方は、必ずサイトの持ち主の方の了解を得てからご利用ください。
元サイトに負荷をかけないための配慮
取り込みでは、Ameba Ownd上の記事ページと画像を順に取得します。終了を控えたサービスに負荷をかけないよう、次のように作っています。
| 項目 | 仕様 |
|---|---|
| 取得の起点 | 各サイトが公開しているサイトマップ(/sitemap.xml)に載っている記事だけを取得 |
| 取得の順番 | 1記事ずつ順番に取得。同時に複数の要求は出しません |
| 記事の間隔 | 1秒以上(1秒より短くはできません) |
| 画像の間隔 | 1枚ごとに0.5秒以上 |
| 取り込み済みの記事・画像 | 取得し直さずにスキップ |
| 混雑時(HTTP 429・503) | 指定された時間(無ければ60秒)待ってからやり直し、続けば一時停止 |
| アクセス拒否(HTTP 403) | やり直さずにすぐ停止 |
また、すべての要求にツール名と公開先のURLを入れたUser-Agent(例:WS-Ameba-Ownd-Importer/0.2.4 (+https://github.com/web-soudan/ws-amebaownd-importer))を付けています。どのツールからのアクセスかを、運営側がいつでも確かめられます。運営元からご要望をいただいた場合は、速やかに対応します。
使い方
取り込む前の設定
| 設定 | 場所 | 理由 |
|---|---|---|
| タイムゾーンを「東京」にする | 設定 > 一般 | UTCのままだと投稿日が9時間ずれます |
パーマリンクを /posts/%postname%/ にする(任意) | 設定 > パーマリンク | Ameba Owndと同じ /posts/記事ID/ のURLになります |
管理画面から取り込む

- プラグインをインストールして有効化します。
- 「ツール > インポート」を開き、「Ameba Ownd」の「インポーターの実行」を押します。
- Ameba OwndのサイトURLを入力します。独自ドメインのサイトも入力できます。
- 「取り込みの許可」にチェックを入れ、「サイトをチェック」を押します。
- 記事の件数と最新の記事が表示されたら、投稿者と投稿のステータスを選んで「インポート開始」を押します。
- 進捗バーとログが表示されます。終わるまで画面を開いたままお待ちください。
途中で画面を閉じても、もう一度開けば「再開」で続きから進められます。不安なときは、投稿のステータスを「下書き」にして取り込み、中身を確かめてから公開すると安心です。
WP-CLIから取り込む
サーバーでWP-CLIを使える方は、コマンドでも実行できます。
# 先頭5件の内容だけ確認する(保存しない)
wp amebaownd import https://example.amebaownd.com --limit=5 --dry-run
# すべての記事を取り込む
wp amebaownd import https://example.amebaownd.com
オプションの一覧は、プラグインに同梱のREADMEをご覧ください。
公式のエクスポートも忘れずに
Ameba Owndでは、11月中に公式のエクスポート機能が提供される予定です。このプラグインで取り込んだ場合も、念のためエクスポートしたデータを手元に保存しておいてください。独自ドメインをお使いの方は、12月24日(木)11:00までにDNS設定の切り替えも必要です。
ダウンロード
ダウンロードしたzipファイルは、管理画面の「プラグイン > 新規プラグインを追加 > プラグインのアップロード」からインストールできます。zipは展開せずにそのままアップロードしてください。
ご自身での移行が難しい方へ
記事の取り込みはプラグインでできても、移行にはそのほかにも作業があります。
- 移行先のサーバー選びとWordPressの用意
- 固定ページやデザインの作り直し
- 独自ドメインのDNS切り替え
- BASEのショップへの導線づくり
- 公開後のアップデートやバックアップなどの保守
「自分でやるのは不安」「時間が取れない」という方に向けて、Webの相談所では移行から公開後の保守までをまとめてお手伝いするサービスをご用意しています。終了日が近づくほど作業が混み合うため、お早めにご相談ください。
→ Ameba OwndからWordPressへの移行+保守サービスを開始します
免責事項・不具合のご報告
- 本プラグインは無償・無保証です。ご利用によって生じた損害について、当社は責任を負いかねます。取り込みの前に、WordPress側のバックアップを取ってください。
- Ameba Ownd側の仕様が変わると、取り込めなくなる場合があります。
- ライセンスはWordPressと同じGPL-2.0-or-laterです。
- 不具合のご報告やご意見は、当社のお問い合わせページからお寄せください。個別の使い方のサポートは、無償ではお受けできない場合があります。
Ameba Owndで積み重ねてきた記事が、これからもご自身の手元で読まれ続けますように。

